NHKの「あしたが変わるトリセツショー 難聴かも?聴力低下を放置しない全力対策」を突発性難聴患者が見た感想を書きます。
気づいた時には聴こえない
突発性難聴の人でなくても、いつの間にか聴力が落ちている人がかなりいるようです。徐々に聴こえが悪くなる場合は自覚しにくいんですね。
急激に聴こえが悪化すれば自覚できるので、その時に病院に行けば、突発性難聴という診断になるのだと思います。
難聴だと認知症リスクが高くなる
難聴になると認知症になる可能性が高まるというのは、実際にデーターがあるようです。
聴こえが悪くなると確かに、聞き返すのも面倒になります。
考えることが少なくなるとボケるってことだとすると、聴こえが悪い分、何かで頭を使うようにした方が良いですね。
難聴は有毛細胞の破壊
有毛細胞が大きな音で壊れるということをテレビ番組らしく説明されてました。
有毛細胞が壊れる原因は、血流不足やストレスなどもあるはずですが、大音量による物理的損傷に絞って説明されてました。
大音量というのは、自分でコントロールできるので、確かにこれに注意するのは大切と思います。
自分も実際、マイクのハウリング音一発で聴こえが悪化しましたので。
有毛細胞が耐えられる時間
有毛細胞は、休息によって回復し、大きな音でも短時間なら耐えられ、音量によって耐えられる時間が変わるという内容でした。
ここまで、正確な時間を示したのは驚きでした。
dB | 1日あたりの目安 | 場面 |
120 | 2秒 | ジェットエンジンの近く |
110 | 21秒 | 自動車のクラクション(2m) |
100 | 2分50秒 | 電車のガード下 |
95 | 10分40秒 | |
90 | 34分10秒 | 目覚まし時計 犬の鳴き声(5m) カラオケ |
85 | 1時間47分 | 地下鉄の車内 |
80 | 5時間43分 | 電車の車内 ピアノ(1m) |
60以下 | リスクなし | 洗濯機(1m) 掃除機(1m) 乗用車の車内(1m) |
大音量は非常に危険だと判ります。
120dBだとわずか2秒で、有毛細胞がお亡くなりになるとのことで、これは大変なことです。
大きな音をたてると、他人に危害が及ぶかもしれないのに、音をたてることに無頓着な世の中だなって思います。
不意な大音量にさらされることもあるので、耳栓は常備した方が良いですね。
ヘッドホン難聴
イヤホンの音は、音楽が楽しいと音量が高めになってしまうので、注意が必要とのことでした。
イヤホンの騒音レベルは、90dBになることもあるようで、上記の表だと30分程度しか聴けないことが判ります。
特に、外部音がうるさい電車内などの場合、音量を上げてしまうので危険です。ノイズキャンセル機能のあるイヤホンなら、音量を低めに設定できるので耳にとっても優しいとのことです。
音量を低めに設定するように心がけたいと思います。
難聴の対策は補聴器
難聴だと認知症リスクが高くなるということで、しっかり聴こえるようにした方が良いとのことです。
その対策として、補聴器が紹介されていました。聴こえが悪い周波数の音を増幅して自然に聴こえるようチューニングするそうです。
しかし、上記で、聴こえが悪い=有毛細胞が損傷している
と説明されているので、補聴器を使うとこの死にかけている有毛細胞にムチを打って働かせることになるのではないでしょうか。
以前のためしてガッテンの番組でも、補聴器が紹介されていました。
対策が結局補聴器というのは、残念に思いました。
まとめ
軽度な難聴は、あまり重視されない(耳鼻科医ですら重視していない)と以前から感じていたので、認知症リスクなどの話で警鐘を鳴らしてくれたのは良かったと思います。
有毛細胞が耐えられる時間については、初めて知ったので新鮮でした。イヤホンで音楽をよく聴くので、音量には注意しようと改めて思います。
ノイズキャンセルイヤホン、iPhoneを使ってるので、AirPodsが欲しいけど、
AirPods Pro(第2世代)39,800円(税込)
だそうで、高いですね。
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