突発性難聴にかかったことのあるものとして患者側の立場から書いてますのでご了承ください。
もし、あなたが今、耳の聞こえが急に悪くなっていたり、強い耳鳴りがあるようでしたら、突発性難聴の疑いが有ります。
突発性難聴は発症後24時間以内に治療を開始すると、治癒の可能性が比較的高いと考えられています。
2週間も経ってしまうと、殆ど治療の効果は期待できないと言われています。
仕事が忙しいとか関係ありません。直ぐに病院に行きましょう。
強い言葉でいきなりすみません。
ただ、自分の経験から、とにかく早く治療した方が良いと思いますので、あえて強く言わせてもらいました。
下記をさくっと読んだら病院に向かうことを強くお勧めします。
突発性難聴の初期症状
下記の初期症状が感じられたら突発性難聴の疑いが濃厚です。
- 片耳だけが聞こえにくい。片耳だけ耳鳴りがある。
- 前触れなく、突然起こった。何時からかはっきりとわかる。
- めまいがある場合もあるが、繰り返し起こったりはしない。
突発性難聴の原因
不明です。というよりも、原因が判っていない突発性の難聴のことを突発性難聴というらしいです。
確立されていない説としては、ストレス、血行不良、ウィルス感染などにより、音を感じる神経組織がダメージを受けるなどの説が有力と言われています。
突発性難聴の検査方法
問診で、上記の症状を聞かれます。
次に、聴力検査で、高い音から低い音まで検査して、聞こえが悪い周波数を調べます。
どの周波数が何デシベル落ちているかをグラフ化して、もう一度診察に呼ばれます。
突発性難聴の治療法
原因が不明な病気ですので、残念ながら決定的な治療方法もありません。
現在行われている治療方法はステロイド剤の投与が中心です。ステロイドインパルスという多量のステロイドを投与して、だんだんと減らていく方法です。殆どの医療機関でこの治療が施されます。
点滴の方が多量の投与ができ比較的高い効果が期待できるので、1~2週間の入院を勧められます。
入院しない場合は飲み薬での治療になります。
通院で点滴も不可能ではないのでしょうが、外来が混雑するので、やってくれる医療機関は少ないと思います。
繰り返し言いますが、この病気は早期治療が肝心で、治療は、ほぼワンチャンスなので、
”とりあえず薬で様子を見る”
などという選択肢は有りません。
- 1~2週間入院する
- 7~10日分の薬を貰って帰る。
の2択です。
突発的に病気になったばっかりなのに、ここでまた急に、医者から選択を迫られます。
入院となると、仕事、学校、子供など、いろんな事を考えて判断に迷うかもしれません。
また、入院すること自体がストレスにもなります。
(私は、初めての入院でもあり、大部屋で眠れずとても辛かったです)
この辺りを予め考えながら病院に行きましょう。