【朗報】難聴&耳鳴りの薬がついにできる!

これまで、突発性難聴や耳鳴りの薬はありませんでしたが、アメリカのFrequency Therapeuticsという会社が、FX-322という難聴や耳鳴りの改善が期待できる薬を開発しているそうです。

この薬は、難聴や耳鳴りの根本的な原因である、内耳にある有毛細胞を復活させる働きがあると考えられているとのことです。

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難聴の薬の詳細

このような動画が公開されています。英語ですが、図が綺麗なのでなんとなく判ります。

日本語訳)

私たちの耳の中にある蝸牛と呼ばれる器官は、私たちの聞く能力の中心です。

蝸牛内には、有毛細胞という名前の音を検出する感覚細胞があります。

人間の生まれた耳には約15,000個の有毛細胞があり、私たちの環境で音を検出して区別し、これらの信号をエレガントで非常に複雑なシステムの一部として脳に送信することができます。

難聴は一般に、騒音、ウイルス、細菌の老化、有毛細胞に毒性のある薬剤への曝露などにより、有毛細胞が損傷または破壊されたときに発生します。

ひとたび損傷を受けた有毛細胞は再生しません。

FREQUENCY社はFX-322を難聴の原因である、失われた有毛細胞を回復するため治療薬候補として開発しました。

FX-322は、蝸牛にすでに存在する休眠中の有毛細胞前駆細胞を刺激して、聴力を改善するために新しい有毛細胞を分裂および形成させることにより、難聴を治療することを目的としています。

FX-322は、鼓膜を通って中耳に局所的に送達される液体であり、そこでゲルを形成します。臨床研究にて、ゲルは正塩窓(蝸牛窓)に接触して、独自の小分子薬物の組み合わせが内耳に拡散することが判りました。

FX-322は忍容性が良好であり、重篤な有害事象は認められませんでした。

FREQUENCY社の小分子治療法は、標的組織の目的の場所で身体自体の前駆細胞を活性化するように設計されています。

突発性難聴の薬としての働きは?

専門用語がたくさん出てきて、難しいのですが・・・

音を感じるセンサーである有毛細胞が死んでしまうと普通は再生はしないのですが、有毛細胞の土台となっている細胞に働きかけて、再生させる薬だということですね。

有毛細胞が再生すれば、難聴や耳鳴りの改善には期待できそうですね。

すでに人での実験で、ある程度の効果が確認されているそうです。

アステラス製薬という大手の製薬会社が投資しているとのことで、期待が持てそうです。

https://hechikan.net/invest/fx322

https://hechikan.net/company/freq

いつから承認される?

現在アメリカで臨床試験をしているそうです。

効果が認められれば、薬として市販される日も近いかもしれません。

日本で認められるのはその後で、日本での試験に時間がかかりそうなので、まだ数年はかかるでしょうね。

しかし、これまで無かった薬がようやくできるかもしれないということで、大いに期待したいです。

 

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突発性難聴闘病記!治療法を試して判ったこととは?

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